2023年8月20日日曜日

夢の序章のマッターホルン2023 vol.3 intermisson

昨日は下見登山、目標には至らなかったが、少なくとも最初の渋滞区間はわかったので切り抜けられるだろう。決戦は8/9夜に山に入り8/10朝からアタック。

と、決めたものの、まずはテン場での松本さん家族や年越しで悲願を達成に来ているポーランド人2人、情報通の画家マシュー等と山を睨みながら鳩首会談。

 その結果、2週間以上山を見続けている彼らの読みから、また天気予報からも8/9〜8/10午前は風が強く(山頂45m/s予報)無理に登っても山頂には立てないだろうとのこと。

日本を出る時に会の経験者(下坂さんありがとうございます)からも「予報通り、半端ない風が吹く」ということを聞いていただけに延期を決める。何しろ、ツェルマットからゴンドラ使わずにブライトホルン一気登山して備えているくらい構えてるポーランド2人組が延期するくらいだから、ここはガマン。


で!やることが無くなった。時間はもう10時すぎ、「絶対動かず、ガッツリレストに当てようぜ」なんて言ってた舌の音が乾かぬうちに「近くに手頃なマルチがありますぜ」とのミッツーの甘い囁きに乗ることに。

ツェルマットから電車で3駅のherbriggenからしばらく歩いたところにある、breitmattenにある、その名も「RedBull(7a 9ピッチ)」





トボの写真を見ながら電車からの風景に目を配っていると「あそこや❗」壁の形から、ルートが分かった❗

駅からは比較的近いものの、アプローチに入ってからのガレ場は、昨日下見登山&ヘルンリからゴンドラまで登山靴で走りまくった足にこたえる。

また動いて、マッター本番大丈夫か❓と思いつつ(-_-;)

とはいえ取り付きに着くと


ネームプレート代わりのRedBullが貼り付けられ、こりゃテンション上がる❗

ヨーロッパでのマトモなグレードがついた初のクライミング。ボルトもしっかりしてそう、てことで取り付く。

1ピッチ目(6c)、典型的中年日本人の平均より低い自分身長には1本目がエライ遠くてランディングも極悪なので緊張したが、なんとかガバどりに成功。


写真右上の被りの下に飛び出た、3角形の岩(テラス)に乗り上のコルネを処理していく。

(緊張などから被り上のボルトに残置のスリング使っちゃった😅)被りを乗っ越すとあとは快適。6c+、自分の感覚でもそんなもんかな、.11bcにしちゃあ少し優しいか(だったらOSしろや、というツッコミは許して)?


そもそもツェルマットて登るの決めたのが午前10時過ぎだったし、登る時間もそうなく、更にはふたりとも足に靴擦れ、痛みを抱えていることからも1ピッチ行ければ満足、


フォローして来たミッツーと1ピッチ終了点で、

1ピッチ終わりで飲まきゃだろ、のRedBullを飲む。


テラス乗っ越しで右前腕擦り傷だらけになったけど、恐れてたグレーディング、ボルト間は日本と変わらず、楽しく登れたので大満足。

楽しいレスト日のエンクラができた1日。

基本ボルトはしっかりしている。しかし写真を見るとわかるが「怪しい鎖」。こういうことは日本でもあるが、ちゃんと見てかけるべし。


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