シルバーウイーク。貯めた休みを一気に取らせてもらい、憧れの山に登らせてもらうことにした。
9/18 金曜日の夕方、ほぼ定時で上がらせていただき、出発。やはり旅の始まりは、このフェリーがしっくりくる。旅が始まる、というテンションが上がる。
三崎についてからはひたすら目的地へ。
の、はずだったが、山にある道具を買っていこう、と思い立ち、翌日大阪で購入するため、淡路島のSAで仮眠を決め込む。
3時間ほどの仮眠。
9/19
起床し、神戸・大阪・京都当たりのアウトドアショップ、○○電機などに電話して回るが希望の商品は無い。結局時間を無為に費やして、高速に乗ると今度は35kmの渋滞。しまった、京滋は早く抜けておくべきだった。。。
新穂高についたのは18時前、慌てて身支度を整えて、18:00出発。
穂高平小屋では張られたテントの前を忍び足で抜ける。白出沢手前で1つテントが張られていた。
白出沢を過ぎて30分ほど歩いたろうか、ビバークとする。
9/20
(恐らく白出沢と滝谷出合の中間点程) 起床3:34
寝ている間に水を入れて、懐で温めておいたアルファ米を掻き込み、5:00出発。
滝谷出会 5:19
槍平小屋 5:58
千丈乗越 7:26
飛騨乗越 8:20
槍が岳山荘 8:30
寒くてしょうがないので、山荘で甘酒(\500)をいただく。うまい。
甘酒代でストーブにもしっかり当たらせてもらい、手の強張りを取り、汗を乾かす。1時間ほどゆったりした後、いよいよ、槍の天辺へ。
ゆっくりゆっくり味わいながら、頂上へ。
到着。
曇りだった空は、天辺で写真を撮ったりしていると蒼空を見せるようになった!
そして、何故か人も減り、4人ほどとなる。
「頂上は人でごった返し、記念写真を撮ったらすぐに下りないと」などという情報とは異なる、ぜいたくな時間。
堪能した後、宿を南岳山荘にする。
Naturehike は他に2張りいたが、vik1(裾短いVer.)は自分のみ。
雲と山の間から覗いた夕日は息を飲むほど美しかった。
夜。シングルで側面はメッシュのテントにシュラフカバーのみでは眠れるわけがない。
そういえば、ともらったお守り袋を開けてみると、ほんとに温かくなる思い出の品が。
安心して熟睡、にはなるべくも無かったが、心持は軽くなりました。
9/21
予定を変更し下山。
穂高への縦走を止めたのは、
① ストーブを忘れ火気が無いこと
② 槍に登れ、モチベーションが下がったこと。
恥ずかしながら、二日間、外からの熱を取り込むことができないと先が思いやられた、というのは大きい。
けれど、例えば槍が最後に控えていたらそれでも頑張ったろうが、最初に最も登りたい山を登ってしまった後は、遠くに見える穂高の峰々も色褪せて見えたのも事実。「岩場といってもノーマル」という、どうせ岩場なら次回でもロープつなぐところから登りたい、と思うと尚更興味を失くしてしまった。
下山は、昨夜風邪をひいたたかと感じた体調が嘘のよう、非常に快適に下る。
滝谷。登りに来たい。
ここは泊まらなくても良いけど。
この道が広くなった右側で一昨日ビバークしたのが懐かしく思える。
今年の年始に来た白出沢の付近で咲いている紫陽花を発見。見事にきれいだが、狂い咲きなのか、北アでは普通のことのなのか。
下山。
お疲れ。
高山への帰路の途中、絶対に食べたいと思っていたラーメンを食す。うまい。
予定より二日早い下山。さて次はどこに行こうかと考えながら麺を啜る。